ひらログ

おひまつぶしにどうぞ。

言論の小川

 消すくらいならはじめからつぶやくな、とお叱りを受けたことはないのですが、そのように考えるTwitterのユーザーは少なくないようです。私は過去のつぶやきを気軽に消すほうで、それが受け入れられなければつながりを絶ってかまわないというところが本サービスの美点であるとも考えています。

 削除機能を使うときに思っていることは、「ここはひらがなにひらくべきだったな」だの「べっこりへこんでつぶやいたけれど、もうごきげんだからいいや」だの、だいたいそんなものです。一年前の発言であろうとかまわず、偏執的な情熱をもって推敲にいそしむ私のやりかたと、やり直しのきかない言論空間とは相容れません。つぶやきを読み返しては、もっとふさわしいことばづかいがあったと悔しがり、改めることができないなら残しておくに値しないと判断するのです。当記事が「ツイ消し」にやきもきされた方の、異文化理解の一助となればさいわいです。

 つぶやきがつぎつぎ消えてしまう仕様ならもっとおもしろいのに、と空想にふけります。そうすれば、二度とは同じ姿を見せない、ゆく川の流れのごときタイムラインを、澄んだ面持ちで眺めるようになるでしょう。傷ついたからだで激流を遡上することもなくなるでしょう。