ひらログ

おひまつぶしにどうぞ。

わたし主人公

 大学への偏愛をふたつ前の記事にてあらわにした人は、いま、新入社員と呼ばれる未来に淡い期待を寄せています。われながら、そのことがすばらしくおかしくて、とにかく「あのころはよかった」とこの先も口にしない自信だけは、たしかに回復しつつあります。

 「なぜ? なんのために?」をともなわない「就職活動をし〈なければならない〉」は、重苦しくむなしいものでした。私はなにかしなければならなかったし、なにもしたくありませんでした。ほんとうにしたいことは別のところにあると決め込んでいたせいです。進学しないと決心したときのことを、いち早く思い出すべきでした。望んだ暮らしを手に入れるために働くのだ、と私はみずからに誓ったはずでした。

 目的を取り戻した就職活動は、人生を選び取る行為となりました。自己分析でも軸を見つけることでも呼びかたはどうだってかまわないけれど、私はおのれの欲望と向きあうことに時間を使っています。国立大と理系と「実学」が称揚された高校で、おもしろそうだからといずれにも当てはまらないところをめざしたみたいに、生活の一部となるべき仕事を正しく求めるつもりです。私は私のしたいようにするべくして働きます。

関連記事

www.kodahira.com

www.kodahira.com