ひらログ

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姉・娘・彼女

 「女の子を女の子扱いしてなにがいけないの?」に対しては思うところを書き尽くしつつあるので、これから、そもそも私が女の子ではないという可能性について記しましょう。当記事の題は、私の簡単な自己紹介です。私は女性です。他者との関係において、そういう約束になっています。

 私にとって女性であることというのは、たとえるならこうです。裸で生まれてまもなく、差し出された着心地の悪い制服が二着、どちらかを必ず選ぶことに定められており、私が袖を通したほうは「女」だった。はじめに着せられたほうが気に入らないなら着替えればよい、と思いつくのはたやすいことですが、このふたつのうちから決めねばならないこと、それ自体に私は納得していません。脱いでしまおうにも、なにも着ないと外には出られない、すなわち書類や契約の上で存在を認められないので、私は女性を名乗りつづけています。

  好んで着ているわけではないものを、似合うと褒められて、いかにさりげない返答ができるか。男と女だけで世界がまわっているとする人と話すとき、私は考えます。そしてますます、私を裸でうろつかせる人、私をただひとりの「あなた」と呼ぶ人をいとしく思います。

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