ひらログ

おひまつぶしにどうぞ。

休職

 「プライベートでなにかありました?」「死にたいって思うことあります?」「どうしてこうなっちゃったんですかね。どうしてだと思います?」矢継ぎ早に浴びせられる、唐突で不躾な質問、必要な事務手続きとはいえ、あまりにやりかたのまずい訊問。休職に入るべく面談に出向き、上述の災難に見舞われ、許可を得たのは、ついきのうの話だ。今後は担当者を変えてもらう。

 半年ほどの自宅療養が認められた。上司も人事課長も、復帰を急かしたり、退職を勧めたりしなかった。私の健康と意思がなにより優先されているのをひしひしと感じた。よい会社だと思う。ただ、私には合わなかった。それだけだ。曖昧かつ決定的なことだ。

 業務にも人間関係にも恵まれているくらいなのですが、社風になじめず、朝も弱いので、もう心身がつらくて、とよそゆきの説明を試みた。みな気さくで親切な善意の人間であるというのは事実だから。ここはあたたかくしめっぽい。「社風というのは?」とたずねられて困った。この会社にあって痛痒を感じない人々に話すのは不毛としか思われなかった。変えてほしいなどとは考えていない。だれも悪くないし、だれにもできることはない。いまは、時間を取り戻したことが、ひたすらうれしい。友人から「おめでとう」と連絡があった。